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丸紅ベンチャーズ、後払い型モバイル決済サービスを手がけるシンガポールPaceに出資

プレスリリース

~オムニチャネルで利用できるペイメントプラットフォームをアジアで展開~

丸紅ベンチャーズ株式会社(以下、「丸紅ベンチャーズ」)は、後払い型のモバイル決済サービスを提供するシンガポールの Pace (本社:シンガポール、Founder & CEO:Turochas‘T’ Fuad)に、既存株主のシンガポールの Vertex Ventures Southeast Asia やインドネシアの Alpha JWC Ventures などと共に出資しました。Pace にとって今回はシリーズ A ラウンドの資金調達になります。

Pace は、東南アジアにおいて著名な連続起業家である Fuad 氏が 2020 年に設立し、2021年に入ってオンライン及びオフラインで利用できる後払い型のモバイル決済サービスをリリースしています。特にブランド製品など高付加価値の商品を扱う実店舗での採用に強みがあります。すでにシンガポールを中心に、マレーシア、香港、タイにある 3,000 以上の店舗が導入済みで、若い世代を中心に急速に利用が拡大しています。消費者は、Pace が提供するスマートフォンアプリをダウンロードし、その場で簡単な手続きを行うだけで、60 日間の無利子 3 回分割払いで商品を購入できます。店舗は Pace を導入することで、これまでよりも柔軟な決済手段を消費者に提供できるため、新たな顧客を獲得することを通じて売上の向上が期待できます。

Pace は、「すべての人に金融サービスを民主化する」というミッションを掲げ、今回調達した資金で、技術基盤、オペレーション、事業開発を強化します。また、日本、韓国、台湾へと事業を展開していく計画です。丸紅ベンチャーズは、今回の出資を機に、Pace の事業拡大を支援していきます。

Paceについて
本社:シンガポール
創業者兼 CEO:Turochas ‘T’ Fuad
株主:Alpha JWC Ventures、AppWorks、Atinum Partners、UOB Venture、Management、Vertex Ventures Southeast Asia and Indiaほか
Pace は、アジア全域の金融サービスを民主化することをミッションとするシンガポール発の急成長中のフィンテック・ソリューション企業です。Pace は、国を超えて簡単に運用できるバンキング・エンジンを構築し、店舗の販売効率向上をサポートし、消費者に持続可能な消費の選択肢を提供することを目指しています。Pace のオフライン・オンライン店舗向け後払い型(BNPL:Buy Now Pay Later)ソリューションは、ユーザーに適切な利用限度額を設定し、ユーザーは購入した商品を無利子の 3 回払いで支払うことができます。Pace は現在、シンガポール、マレーシア、香港、タイで事業を展開しています。

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