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丸紅ベンチャーズ、国際物流プラットフォームを⼿がける Willboxに出資

プレスリリース

~国際物流の DX 促進事業を⽀援~

丸紅ベンチャーズ株式会社(以下、「丸紅ベンチャーズ」)は、国際物流プラットフォーム「Giho」を運営する Willbox 株式会社(本社︓神奈川県横浜市、代表取締役︓神⼀誠、以下、「Willbox」)に、プレシリーズ A ラウンドのリード投資家として出資しました。

2019 年に設⽴された Willbox は、多くのステークホルダーが関わる国際物流において、最適なサプライチェーンを再定義することで「早い・安い・明瞭な」物流サービスを実現できる国際物流のデジタルプラットフォーム「Giho」を運営しています。今回の調達を契機に事業を本格的に⽴ち上げ、国際物流に関わる⽇本国内の事業者が⻑年培ってきた知⾒を DX(デジタルトランスフォーメーション)によってアップデートし、物流の⾯から⼯業製品の国際競争⼒を⾼めることを通じて「Made in Japan」を再定義することを⽬指します。Willbox が DX による効率化を⽬指す国際物流は、梱包、陸運、通関、船積みといった様々な⼯程があり多くの物流事業者が関わるため、リードタイムが⻑期化したり、料⾦構造が分かりづらかったりするといった課題を抱えています。Willbox は、「Giho」の運営を通じてこれらのステークホルダーを最適にマッチングし、荷主に対して「早い・安い・明瞭」な物流サービスを提供しています。

「Giho」の特徴は、独⾃に構築した物流事業者に関するデータベースとアルゴリズムを活⽤し、荷主が⼊⼒した貨物の⼨法や内容物、出荷地、荷受地、スケジュールといった条件に応じて、最適な物流事業者を組み合わせた⾒積もりを最短 10 秒程度で作成する点にあります。⾒積もりには詳細な費⽤の内訳も分かりやすく表⽰されるため、荷主は複数の⾒積もりを⽐較し最適と判断した各物流事業者への発注を Giho 上で⼀括して⾏えます。Willbox は、今後も荷主が国際物流に関する業務を効率化できる機能を Giho に追加していくことで、国際物流のプラットフォームとして業界全体の発展に貢献するサービスに成⻑させることを⽬指します。「Giho」の運営は 2020 年 7 ⽉からベータ版として開始しており、これまでに 100 社を超える物流事業者が登録済みです。すでに輸送費⽤の削減や⾒積⽐較と発注における業務改善といった成果を上げています。Willbox は今回調達した資⾦で、更なるシステム改善や新機能開発のほか、サポート体制の強化やそのための⼈材採⽤などを⾏う予定です。

丸紅ベンチャーズは、丸紅株式会社のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)として、2019 年 6 ⽉の設⽴以来、既存の枠組みを超えるイノベーションの促進と新事業創出を⽬的として、アーリーステージのスタートアップ企業を中⼼に国内外で投資活動を⾏なっています(URL︓https://www.marubeni-ventures.com)。今回の出資を機に、Willbox の事業拡⼤をサポートしていきます。

Willbox について
本社︓神奈川県横浜市
設⽴⽇︓2019 年 11 ⽉ 19 ⽇
代表取締役︓神 ⼀誠
株主︓ANOBAKA、SMBC ベンチャーキャピタル、三菱 UFJ キャピタルほか

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